kenjieeen's blog

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Google Analyticsリマーケティングについて

リマーケティング

→ 一度サイトに訪問したユーザをターゲットに”再訪問”を促す広告を配信する手法。
 ディスプレイ広告や計測対象サイトに訪問したことのあるユーザーに広告を表示する。

従来のAdwords リマーケティング

メリット

→ 通常のAdwords広告より「投資収益率(ROI)」が良くなる。
特定のページを訪れたユーザーを「リスト化」し、そのユーザーだけを対象にして広告を表示できるため、
見込み客を呼び込むことができ投資収益率(ROI)の上昇が見込める。

デメリット

→ ・計測対象ページ全てのhtmlにリマーケティングタグを貼付ける手間。
 ・cookieの有効期間ごとのユーザーリスト作成が面倒。

Google Analyticsリマーケティング

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Google Analyticsのトラッキングコードを使用出来るようになるため、
 新しく計測対象にするページに対してAdWordsのタグを設置しなくて良くなる。
・見込み客をさらに柔軟にセグメンテーションでき、リストを作成できる。
cookie有効期間の設定, サイト滞在時間, アクセス地域, 目標, リピート回数など)
・過去のデータから、設定したセグメンテーションでのユニークユーザー数を見積もってくれる

セミナー@ヴォラーレ(キーワード選定編)

SEO概要

  • 企業がSEOを行う意味
    → 無料の検索トラフィックを安定して確保

  • SEOで得られるもの

    → 累積型の成果
    (3ヶ月後に何PV、何CVなど短期で目標を達成することには向かないが、
     1年かけて施策を行えば確実にトラフィックを蓄積することができる。)

一般的な検索の特性

  • 検索経由で直接トップページにたどり着くことは少ない。
    → Amazon やWikipedia であってもトップページを覚えている人は少ないように、
     有名サイトであってもトップページからの流入はレアケース。

  • 知りたいことが具体的になるほど、複雑な検索(3 ~ 5語の組み合わせ)を行う。
    → より複雑なキーワードの組み合わせで流入したユーザーに対応できれば、
      1 ~ 2語の検索で流入したユーザーに対応できた場合よりも
      ユーザーニーズを満たすことができる可能性が高い。
     (流入したユーザーが、CV等に将来的に貢献してくれる可能性が高い)

  • 1日 1回しか検索されないキーワードが多数。
    → yahoo検索では、1日 1回しか検索されないユニークキーワードは63%。
     多くの検索トラフィックを得るには、より多様な検索に対応できなければならない。

キーワード選定〜最適化の王道プロセス

ユーザの検索ニーズの理解・把握
  • 「買い手目線」のキーワードを使用する
    → 同じものを指す言葉でも、売り手が使う言葉と買い手が使う言葉は異なる。
     ex. 売り手:評価, 買い手:評判
     会社目線の言葉や業界・社内方言など、顧客が知らない言葉をキーワードに選んでしまっては
     検索されることがなくなってしまうので、
     買い手が実際に検索窓に打ち込むキーワードは何かを想定する。

  • 状況によって異なる色々な検索パターンを押さえる
    ex. 「沖縄旅行」
    「沖縄 ダイビング 資格 短期」
    「沖縄旅行 2人 3泊4日」
    「沖縄 カップル ホテル」

各検索シーンを押さえた組み合わせの方が、ユーザーニーズにパチっとはまるため、
1つ1つの検索母数は少ないものの売上につながる可能性は高い。
重要なのは、各検索シーンを押さえたコンテンツを用意できていること。
例えば、 「沖縄旅行 ホテル」のみに対応したコンテンツしかなく、
「沖縄 カップル ホテル」に対応したコンテンツ(ex. http://hotel.okitour.net/special/couple/)を用意できていなければ、
「沖縄 カップル ホテル」で検索してきたユーザーを、
「沖縄 カップル ホテル」に対応したコンテンツを用意している他サイトにもっていかれる可能性が高い。

関連キーワードと検索ボリュームの調査
  • 主キーワードが
    ・検索回数が少ない(今後認知される可能性は高いが、まだ認知されていない)
    ・短期間での上位表示が極めて難しい(既に認知されていて、自サイトは後発組)
    → 主キーワードにこだわらず、とにかくキーワードの幅を広げていく

※ キーワードの開拓方法としては、リスティング広告のキーワードデータ,
  検索・関連キーワード調査ツール(Google Adwordsなど)を使う。
googleの検索結果ページ下部の「関連するキーワード」欄, QAサイトで閲覧数の多い質問)

検索流入口となるコンテンツの設計

そのカテゴリでは、「どんな検索の仕方をしても大概何でもひっかかる」状況を作る

〜SEO対策〜 商用サイトのコンテンツを立案する際の基本手順

ボクがここで話させてもらっているのは、 オンライン・オフラインのSEO関係の方々から正しいと思われる情報をまとめてボクなりに判断してみた内容ですので、 まだ実際に効果が現れ実証された手法ではございませんので、ご留意頂けますと幸いです。

それでは、ボクが新規コンテンツの立案の際の基本手順をご紹介していきたいと思います。


まず最初に、コンテンツを作成する際に中心となるキーワードの選定から始めます。

候補となるキーワードのバリエーションを得る方法としては、 基本はGoogle AdWords → 「ツールと分析」 → 「キーワードツール」で検索結果の 「キーワード候補タブ」にズラズラと出てくる中から、検索ボリュームの多いキーワードを拾ってきます。

また、Google AdWords で得たキーワード候補群で検索した際の結果ページ下部に、 「〜〜〜に関連する検索キーワード」があるので、そこに表示されているキーワードを Google AdWords の検索にかけるなり実際に検索して結果ページを見るなりして善し悪しを判断して採用するのも良いかと思います。


それでは、候補となるキーワードを元にコンテンツ案を考えていきます。

そもそも、商用サイトで作成するコンテンツの種類には、 (1)「価格表など、購入に関わりのある情報」 (2)「購入の際に参考にする周辺情報」 (3)「コラム的なもの」 3つに大別してボクは考えています。 当然、3 → 1にいくに従って流入の難易度は上がります。

優先順位についてですが、(1) のコンテンツの中心となる購入関連のキーワードのうち、 キーワードの検索ボリュームが比較的多く、競合サイトが存在しないキーワードを 用いたコンテンツ作成に最も優先的に取りかかるべきだと思います。

ただ、やはり購入関連のキーワードが絡むと難易度が一気に上昇しますし、テーマに限りもあるかと思いますので、 (1)のコンテンツをある程度充実させた後は(2)「購入の際に参考にする周辺情報」のコンテンツを充実させていきます。 商品自体が高額だったり複雑なものであれば、(2)でかなり膨らんでいくかと思います。

そして、商品自体も特別に複雑でない場合は(3)「コラム的なもの」で膨らましていきます。


また、具体的な案を考える基本戦術は、 候補キーワードで全て検索にかけて 1ページ目にある有用なコンテンツのテーマをパクることでひとまずは OKかと思います(もちろん文章等はオリジナルにします)。 後発であっても対策次第でパクり先のページを掲載順位で抜けるかもしれませんし、すぐに抜けなくともそのテーマの個々のテーマを深堀し、候補キーワードの検索結果 1ページ目で最も有用なコンテンツになってしまえば、ユーザーにもGoogleにも後々評価されてくるのではないかと思います。 ちなみに裏技的な方法として、QAサイトでコンテンツに関わる質問のうち、特に有用で閲覧数の多いものを探し、それに答える形のテーマ設定をするというのもありかと思います。


以上、ボクがこれから行って行こうと考えている、商用サイトでのコンテンツ立案手順をダイジェストで紹介させて頂きました。 追って、施策の効果検証をした上でブログ上に結果をご報告させて頂こうと思います。